酪王協同乳業本社工場
所在地:福島県本宮市
用途:食品工場
構造・規模:鉄骨造
延床面積:5,050㎡
竣工:2025年2月
本施設は、福島県の酪農家が生産する良質な生乳を原料とした乳製品の需要拡大に対応するため、生産能力の増強と本社機能の集約を目的として整備された新たな生産拠点です。
計画にあたっては、急務であった乳製品の増産を実現する一方で、既存工場の生産ラインを止めることなく稼働を維持しながら建設を進める必要がありました。
さらに、食品工場として求められる高度な衛生管理のもと、既存施設への影響を最小限に抑え、品質と安全性を確保しながら施工を行うことが、本計画における重要なテーマとなりました。
建物は、製造・物流・品質管理・本社機能を効率的に連携させるレイアウトとし、製品や人の動線を明確に分離することで、衛生性と生産性を両立しています。
また、鉄骨造の大空間を活かしたフレキシブルな構造計画により、将来の設備更新や生産ラインの拡張にも柔軟に対応できる計画としました。
さらに、省エネルギーや環境負荷の低減にも配慮し、地域の酪農を支える企業として持続可能なものづくりを推進するとともに、「酪農家とともに」という企業理念のもと、生産者と消費者をつなぐ架け橋として、福島の豊かな恵みを未来へつなぐ拠点となることを目指しています。

